東海道新幹線の車内で提供されているフリーWiFiの使い方や、実際に車内で計測した通信速度の計測結果、セキュリティに関する注意点をまとめます。
Shinkansen Free Wi-Fiの使い方
利用方法
WiFiに接続後、ログイン画面を開き、メールアドレスかSNSアカウントを認証すると利用可能です。
OSやスマホアプリのダウンロード・更新は通信速度が128kbpsに制限されるとの記載がありました。
時間制限は「1回30分」
ログイン画面にも記載がありますが、「1回30分」という時間制限があります。ですが30分経過後に再びログイン画面を開いて認証を行うことで継続して通信が可能です。実質時間無制限と言えますが、継続して長時間通信を行いたい場合は注意が必要です(区間によっては通信が途切れるリスクもあります)
窓際の座席足元にはコンセントも備え付けられているので、移動中に快適なPC作業が可能です。
安全性・セキュリティ上の注意点
ログイン画面にも書かれているように、暗号化されていないフリーWiFiです。そのため、電波を傍受して専用のソフト(中学生でも扱えるような簡単なもの)を使うことで、通信内容を解析出来てしまいます。この点は、他のほとんどのフリーWiFiと同様です。
重要なデータをやり取りする場合は、VPNを使うことを推奨します。VPNを使うことで、もしWiFiの電波を誰かに傍受されても、解析が困難になります安全性が向上します。PC、スマホどちらでも、誰でも簡単に利用できます。
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通信速度の実測結果
品川から新横浜に向かう途中の車内で計測しました。
ダウンロード | アップロード | 遅延 | |
---|---|---|---|
1回目 | 29.4Mbps | 7.7Mbps | 48ms |
2回目 | 32.9Mbps | 4.93Mbps | 41ms |
3回目 | 7.16Mbps | 5.68Mbps | 39ms |
平均 | 23.2Mbps | 6.1Mbps | 42.7ms |
アップロード速度はやや遅いものの、ダウンロード速度はPCでウェブサイトを閲覧したり、Youtubeで動画を再生するのに十分な速度が出ていました。
ただし、区間によっては速度が出なかったり、あるいは通信が途切れる可能性も考えられます。今回の計測でも、3回目の計測時に速度の低下が見られました。また、出張族が多い時間帯などは速度が低下する可能性があります。今回は正月の午後の空いている車内でした。
おすすめのVPNは
VPNには無料のものもありますが、通信速度が非常に遅くなったり、あるいはセキュリティ上の危険があるものが少なくないため、ちゃんとした会社のものを選ぶことをおすすめします。おすすめできるVPNを紹介します。
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ノートン セキュアWiFi
スマホやPCにあまり詳しくない人でも利用しやすいVPNです。パソコンのセキュリティソフトで有名な「ノートン」のVPNです。
通信速度が速く、VPNを起動しても遅くなった感じが無く快適に使えます。スマホでは、VPN無しとの違いは分からないでしょう。
スマホ、PCで使えます。1年あたり3289円。
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カスペルスキーセキュアコネクション
セキュリティソフトの大手、カスペルスキーのVPNです。スマホとPC、あわせて5台まで利用でき、価格は2900円です。
通信速度は、私が行ったテストではノートンよりも遅く感じ、体感的にも少し遅くなった感じはありましたが、スマホをフリーWiFiに繋げて使うぶんには問題無いでしょう。