東急大井町線、田園都市線で運行されている有料座席指定サービス「Q シート」の車内で提供されているフリーWiFiの使い方や、現地で実測した通信速度の実測結果をまとめます。
QシートのフリーWiFiの使い方など
まずは使い方などを紹介します。
接続方法
SSID「QSEAT」に接続後、ログイン画面からSNSアカウントで認証を行うか、メールアドレスを入力して認証を行うことで利用出来ます。
私はメールアドレスでの認証を行いました。メアドを入力すると認証用のURLが記載されたメールが届くので、そのURLを開けば認証完了です。認証メールの送信から10分までは、認証無しでもWiFi通信が可能です。10分経ってしまった場合は、再度ログイン画面からアドレスの登録が必要です。
特に会員登録などは必要ありません。
いつ利用出来るの?
私はQシートが無料で運行されている平日昼間に乗車しましたが、フリーWiFiを利用することが出来ました。有料になっているタイミングに限定して提供されているわけではないようです。
また、区間についても公式サイト上には特に記載が無いので、営業運転されている区間では利用が可能とみられます。
安全性・セキュリティについて
QシートのフリーWiFiは、他の一般的なフリーWiFiと同様に「暗号化」の処理が行われていません。飛んでいる電波を傍受し解析ソフトを使用することで、通信内容を誰かに盗み見られるリスクがあります。この点についてはログイン画面に記載があるとおりです。
セキュリティを気にするのであれば、VPNの使用をおすすめします。VPNをPCやスマホにインストールすることで通信内容を「暗号化」することが出来、万が一電波を傍受されて解析されても情報流出のリスクを限りなくゼロに近づけることが出来ます。操作はとても簡単です。
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通信速度の実測結果
2021年5月の平日昼間、自由が丘~大岡山間で3回計測しました。計測結果は以下のとおり。
回数 | ダウンロード | アップロード | 遅延 |
---|---|---|---|
1回目 | 7.66Mbps | 2.75Mbps | 45ms |
2回目 | 6.34Mbps | 5.92Mbps | 37ms |
3回目 | 12.2Mbps | 4.51Mbps | 28ms |
平均 | 8.7Mbps | 4.4Mbps | 36.7ms |
通信状況によっては途中止まる場合もあるかもしれませんが、スマホでの動画ストリーミング再生も問題無く出来る速度です。PCでの作業も、サクサクというわけにはいきませんが対応出来るでしょう。私が乗車した際(無料で乗車出来るタイミング)にも、ノートPCで仕事をしているビジネスウーマンがいました。