ローソン周辺で使えるフリーWiFi

まずはローソンのフリーWiFiを簡単に解説します。

使い方

無料で誰でも使えるフリーWiFiです。

店内や店舗周辺(駐車場など)でWiFiに接続すると、ログイン画面が表示されるので、そこで自分のメールアドレスを登録、するとすぐに認証メールが届くのでそのメール本文にあるリンクをクリックすれば、すぐに使うことが出来ます。

1回60分、1日5回までという制限はありますが、一般的なショッピングモール(イオンモール)などと比べても長い時間利用することができ、親切なサービス内容だと思います。

通信速度は遅い

私が2021年1月に、都内某所の店舗周辺(店外)でスマホで接続し、計測した結果は以下のとおり(ダウンロード速度)

回数通信速度
1回目7.36Mbps
2回目8.80Mbps
3回目8.68Mbps
平均8.28Mbps

通信速度はダウンロード・アップロードともに10Mbps以下と、低速でした。スマホであれば、特に不満に感じるほどではないと思いますが、PCで接続すると遅く感じる場面もあるでしょう(使い物にならないレベルではない)

店舗や時間帯によっても状況は異なるかもしれません。

スピードテストの結果

ローソンのフリーWiFiのセキュリティは

続いて、ローソンのフリーWiFiの安全性について解説します。

暗号化されていない

ローソンのフリーWiFiは、WiFiを使う上で必要な「暗号化」という処理がされていません。暗号化とは、分かりやすく言うと接続する際にスマホやPCに入力するパスワードです。

パスワード入力を省くことで、誰でも使いやすいサービスとして提供しています。

使用することで生じる危険性は

ローソンに限らず、多くのフリーWiFiは暗号化されていません。暗号化されていないフリーWiFiを利用すると、どのような危険が生じるのか。

暗号化されていないフリーWiFiを利用して通信した内容は、その電波を受信できる人が中身を「見る」ことが出来てしまいます。例えて言うなら、会話の内容を盗み聞きされるようなイメージです。

フリーWiFiの電波が届く範囲にノートPCを持ち込み、中学生でも使えるような簡単なソフトを使って解析をすれば、どんなサイトにアクセスしているのか、あるいはメールの内容も盗み見られる危険性があります。

接続するならVPNの使用が「必須」

フリーWiFiを利用するのであれば、VPNというソフトやアプリをPC・スマホにインストールする必要があります。ローソンフリーWiFiの接続画面でもVPNの利用が推奨されています。

ローソンフリーWiFiのセキュリティレベル警告

VPNは、通信内容そのものを暗号化することで、仮にほかの誰かにWiFiの電波を傍受されても中身を見られなくする効果が期待できるものです。

ノートンVPNの操作画面

使い方は簡単で、インストールしてフリーWiFiに接続する際にアプリやソフトを立ち上げ、VPNを有効にするだけです。難しい知識は一切必要ありません。ワンタップ・ワンクリックで出来ます(WiFiに接続すると自動でVPNを有効にする機能があるものもある)

以下の記事でVPNを比較しているので、参考にしてください。質の悪いものを使うと通信速度が大幅に低下します。

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