海外からのアクセスを遮断したロシア

ロシア企業が海外からのアクセスを遮断

2022年3月現在、一部の主要なロシア企業が、海外からのアクセスを遮断する措置を取っています。

  • ロシア国防省
  • ロシア電子政府
  • ロシア銀行
  • ズベルバンク
  • ガスプロム
  • ロシア鉄道

日本経済新聞の報道によれば、上記の政府機関・大手企業が海外からのアクセスを遮断し、ロシア国外からはウェブサイトの閲覧が出来ない状態となっています。

日本国内からロシア国防省のサイトは閲覧できない(2022年3月8日)

VPNを利用すれば海外からでもアクセス可能

ロシア国外からアクセスできないロシアのウェブサイトについては、VPNを利用することでアクセス出来る場合があります。日本経済新聞は以下のように報じています。

通信規制を回避するためなどに用いられる「VPN(仮想私設網)」のアプリを利用し、擬似的にロシア国内から接続したところ、27日よる時点で国防省サイトは通常通り表示された。

日本経済新聞 2022年3月5日 朝刊

ロシアサーバーを選択できるVPNを利用することで、アクセス制限がされたロシア国内のウェブサイトにアクセスすることが可能であると報じられています。

日経の記事にもあるとおり、VPNはアクセス元を「偽装」することが可能です。日本にいながらにして、ロシア国内からのアクセスであると偽装することが可能です。

ロシアサーバーがあるVPNの一覧

ロシア国内からのアクセスを偽装できる「ロシアサーバー」を提供しているVPNサーバーを紹介します。

アバストセキュアライン

ロシアサーバーを2箇所設けており、モスクワとサンクトペテルブルクからのアクセスを偽装できます。

提供元のアバスト社はWindows向けセキュリティソフト世界シェア1位。東欧のチェコに本社を置く企業でVPN提供元企業としてはトップクラスの信頼性があります。

また、アバストセキュアラインは7日間の無料体験もあるので、実際にロシアサーバーに接続して目当てのウェブサイトにアクセス出来るか確認することも可能です。

PC、スマホ(Android・iOS)に対応しています。

関連記事:アバストセキュアラインの実機レビュー

カスペルスキーセキュアコネクション

カスペルスキー自体がロシア企業なのでロシアサーバーを提供しています。この世界情勢下でロシア企業の製品を購入するかは人それぞれ考えがあるでしょう。日本を始め、西側諸国でも広く使われているブランドなので「信頼感」はあると思います。

日本国内から日本サーバーにアクセスして計測した限りではアバストよりも通信速度がやや劣る結果・使用感でしたが、アバストよりも価格がだいぶ安い(PCで利用する場合)のでコスパは良いです。

関連記事:カスペルスキーセキュアコネクションの実機レビュー