様々な会社が提供しているVPN。中には怪しげなものもありますが、どのように選べばいいのか。初心者の個人ユーザー向けにVPNの選び方のポイントを紹介します。
VPNを選ぶ際のポイント
それでは早速本題に入ります。VPNを選ぶ際のポイントを紹介します。
「信頼性」は最重要ポイント
VPNを選ぶ際に最も注意してほしいのが、提供元が信頼出来るかという点です。
VPNの中には適切に暗号化されていないものや、接続することでウイルス感染してしまうものもあります。また、情報収集目的で提供されているVPNが無いとも言い切れず、そうした悪質なVPNに接続した場合、通信内容を全て盗み見られるリスクがあります。
カリフォルニア大学バークレー校の研究者らが行った調査によれば
・無料VPNの38%にマルウェアやマルウェアが含まれていた
・無料VPNの18%はユーザーのデータを暗号化していない
・無料VPNの84%がユーザーのWebトラフィックを漏らしていた
という結果が出ています。
VPNを利用する際は、必ず提供元がどんな会社なのかをしっかり確認しましょう。App Storeでレビューが多いから安心、と考えるのも危険です。
有料 vs 無料どちらがいい?
VPNには有料のものと無料のものがあります。用途によって使い分けることが大事です。
無料のVPNは通信速度がとても遅いです。スマホで軽くネットを見るくらいなら大丈夫かな、という感じですが、動画を見たりPCで使うにはやや遅いです。
ですが、そもそもWiFiの使用頻度があまり多くなかったり、スマホで軽くネットを見るくらいであれば、無料のVPNで間に合う場合もあると思います。
使用頻度や用途を考えて選んでください。
通信速度を比較しよう
有料のVPNでも、通信速度が少々遅かったり、あるいはネットを見ているときにページの読み込み開始にタイムラグが生じるものがあります。
当サイトでは各VPNの通信速度の測定結果や使用感を紹介しているので、それを参考にしてください。
使える台数と価格を比べよう
製品によって使える台数が異なります。価格と比較しながら、自分に適したものを選んでください。
上級者向け
一般的な使い方であれば、上で紹介した4つのポイントをおさえるだけで大丈夫です。更に高度な使い方をしたい人へのアドバイスを紹介します。
接続先で選べる国をチェック
VPNによって接続先として選べる国が異なります。
多くのメジャーなVPNは接続先として日本を選べるのでその点は心配いりませんが、海外に滞在している場合や何らかの事情で特定の国からの接続を装いたい場合には、接続先の一覧も確認しましょう。
日本を含む主要国を接続先として選べるVPNが多いですが、中には北朝鮮やシリアを含む190カ国から選べるVPNもあります。
VPNを比較しよう
VPNを選ぶ際のポイントはご理解いただけたでしょうか。
当サイトでは各VPNの機能や性能の違いを一覧表で比較できるので、参考にしてください。